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有給・労務

介護の兼務職員、常勤換算の按分計算ミスが運営指導で狙われる理由と対策

「管理者が生活相談員を兼務している」「看護職員がサービス提供責任者を兼務している」——人手不足の介護現場では、一人が複数の役割を担う「兼務」がもはや当たり前になっています。ただ、その兼務職員の常勤換算をどう計算しているか、自信を持って答えられる経営者・施設長・管理者は意外と多くありません。実は運営指導(旧・実地指導)で最も指摘されやすいのが、この按分計算のミスなのです。

兼務職員の按分計算ミスが、なぜ運営指導で狙われるのか

運営指導は2022年に「実地指導」から呼称が変更されましたが、確認される内容は変わらず、勤務形態一覧表と常勤換算は毎回必ずチェックされる項目です。特に管理者・サービス提供責任者・生活相談員・看護職員などの兼務が絡むケースで、按分計算の誤りが起きやすいことが各自治体の指摘事例からも分かっています。

よくあるのは、兼務者の勤務時間をすべて常勤換算の分子に算入してしまい、実際には人員配置基準を満たしていないのに書類上は満たしているように見えてしまうパターンです。逆に、按分すべき時間を厳しく見積もりすぎて、本来カウントできる時間まで除外してしまう事業所もあります。どちらも「勤務形態一覧表は作っているが、按分の根拠となる実際の従事時間データが曖昧」という点が共通の原因です。

按分計算の原則は「当該業務に従事した時間」だけを算入すること

常勤換算の基本式は、非常勤職員の実労働時間の合計を所定労働時間で割ったものに、常勤職員数を足すというものです。兼務職員については、常勤・非常勤いずれの場合も「当該サービス・当該職種に従事した時間」のみを分子に算入するのが原則で、管理者業務や他事業所の勤務など別業務にあたった時間は含めません。また非常勤職員は、有給休暇や出張の時間を労働時間としてカウントできず、実労働時間のみが対象になる点も見落としやすいポイントです。

人員配置基準の考え方そのものは厚生労働省の資料(社会保障審議会介護給付費分科会 資料)でも整理されていますが、実務での按分計算は「誰が」「いつ」「どの業務に」従事したかという日々の勤怠記録の正確さに支えられています。書類の様式を整えるだけでなく、その裏付けとなる打刻データがあるかどうかが、運営指導での指摘を分けるポイントです(参考:東京都福祉局 運営指導における主な指摘事項)。

絆太郎なら、按分の根拠となるデータを自動で残せる

絆太郎は、職員のLINE打刻データから常勤換算・勤務形態一覧表を自動集計します。兼務や複数事業所勤務がある職員についても、絆太郎なら複数事業所を1画面で統括できるため、事業所ごと・職種ごとの実際の従事時間を突き合わせやすくなります。

さらにコックピット機能では、出勤状況や打刻エラーを日々検知できるため、按分計算の土台になるデータそのもののズレを早い段階で見つけられます。運営指導の直前にあわてて勤務形態一覧表を作り直すのではなく、日々の打刻データが常に按分計算の根拠になっている状態をつくれることが、絆太郎を導入する事業所にとっての一番のメリットです。

まとめ

兼務は今後も介護現場で増えていく働き方です。按分計算の原則を正しく理解したうえで、日々の勤怠データを正確に記録・集計できる仕組みを持つことが、運営指導対策の第一歩になります。書類だけを整えるのではなく、その根拠となるデータを日常的に残していく体制づくりから始めてみてください。

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