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有給・労務

実地指導で慌てない、勤務形態一覧表の記載ミスと常勤換算の整合チェック

実地指導の通知が届くと、「勤務形態一覧表、ちゃんと整合性が取れているだろうか」と身構える管理者の方は多いのではないでしょうか。特に常勤換算の考え方は複雑で、兼務職員が多い事業所ほど、書類上の数字と実際の勤務実態がずれていないか不安になるものです。指摘を受けてから慌てて資料をつくり直すのではなく、日頃の勤怠データを整えておくことで、実地指導への備えは大きく変わります。

実地指導で必ず見られる「勤務形態一覧表」とは

勤務形態一覧表とは、事業所に所属する職員一人ひとりの勤務形態(常勤・非常勤)、勤務時間、兼務の有無などを一覧化し、人員配置基準を満たしているかを示す書類です。実地指導では、この一覧表と、実際の勤務実績(出勤簿やタイムカード)、常勤換算の計算結果の3つが整合しているかを重点的に確認されます。

常勤換算とは、非常勤職員の勤務時間を事業所の常勤職員の所定労働時間で割り、「常勤何人分の勤務時間にあたるか」を示す指標です。人員配置基準は「常勤換算で何人以上」という形で定められているため、この数字が基準を満たしていないと、最悪の場合は人員基準欠如減算の対象になります。書類上は基準を満たしているように見えても、実際の出勤実績と食い違っていれば、実地指導ではそこを突かれます。

指摘されやすい3つの不備

現場でよく起こりやすい不備には、次のようなパターンがあります。

1つ目は、兼務職員の記載漏れです。管理者が生活相談員を兼務している、看護職員が他事業所と兼務しているといったケースで、勤務形態一覧表に兼務先での勤務時間が正しく反映されていないことがあります。兼務時間を除いた実働時間で常勤換算を計算し直す必要があるため、記載ミスが起きやすい箇所です。

2つ目は、常勤換算の計算期間のずれです。常勤換算は原則として前年度の実績(または直近の状況)に基づいて計算しますが、職員の入退社や勤務時間変更があった月を反映し忘れ、古い数字のまま一覧表を更新していないケースが見られます。

3つ目は、一覧表と出勤実績の不整合です。一覧表上は週5日勤務となっている職員が、実際のタイムカードでは頻繁に欠勤や早退をしている場合、実態と書類の乖離を指摘されます。紙のタイムカードやExcel管理では、こうしたズレに管理者自身が気づきにくいという課題があります。

絆太郎なら、実地指導前の「見える化」ができる

絆太郎は、LINE打刻で日々の出退勤を記録し、その実績データから常勤換算と勤務形態一覧表を自動集計します。職員の兼務情報や勤務時間の変更も反映されるため、書類上の数字と実際の勤務実績が常に連動した状態を保てます。

さらにコックピット画面では、打刻エラーや承認待ちの申請を日次で確認できるため、「一覧表を作った時点では気づかなかったズレ」を実地指導の前に発見しやすくなります。複数事業所を運営している場合も、1画面で各拠点の常勤換算状況をまとめて確認できるので、本部の労務担当者が事業所ごとに資料を突き合わせる手間を減らせます。

まとめ

実地指導での指摘の多くは、悪意のあるごまかしではなく、「書類の更新が実態に追いついていない」ことが原因です。兼務の反映漏れや常勤換算の計算期間のずれ、出勤実績との不整合は、日々の勤怠データを一元管理していれば防ぎやすいポイントです。実地指導を「特別な準備が必要な行事」から「日頃のデータ管理の延長」に変えていくことが、管理者の負担軽減にもつながります。

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この記事の監修
監修者 塙 啓之
塙 啓之はなわ ひろゆき
株式会社はなひろ 代表取締役

介護業界で25年以上、現場・介護施設の管理者・ケアマネジャー(介護支援専門員)を経験。2013年に株式会社はなひろを設立し、福島県でデイサービスなどの介護事業所を運営。自社の現場で使うために生まれた勤怠・シフト管理システム「絆太郎」の開発と、本ブログ記事の監修を行っています。

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